
音空間事業本部 重冨 千佳子 出口 公彦 崎山 安洋
概要
テレビ番組をはじめとする映像コンテンツの制作・撮影・映像編集・MA・音響効果等を手掛ける株式会社東京サウンド・プロダクション様のEX スタジオMA501 が2024 年3 月、9.1.4ch Dolby Atmos Home 対応のスタジオへとリニューアルされた。これにより従来のステレオ作品はもちろんのこと、映画・ドラマなど幅広いジャンルの作品に対応可能なスタジオとなった。
弊社はスピーカ設置に伴う内装改修・音場調整を担当し、ステレオ作品・サラウンド作品それぞれに適した制作環境を構築した。多人数を収容可能なゆとりのあるクライアントスペースは既存のまま生かしつつサラウンドスピーカをできる限り等距離に適切に配置し、Dolby Atmos Home だけでなく、5.1ch や7.1ch サラウンドの制作にも対応できる配置を選択できるようにした。
お客様の声
この度、5.1ch Surround のスタジオをDolby Atmos 対応に改修する工事を実施しました。施工は日本音響エンジニアリング様にお願いし、改修設計から施工まで一貫して担当していただきました。
Dolby Atmos の導入にあたり、「ステレオコンテンツの作業時に使い勝手が悪くならないように」という難しいリクエストをしましたが、見事に応えてくださいました。仕上げの音響調整では音の定位や明瞭さが格段に向上し、ミックス環境がさらに充実しました。おかげさまで、作業が非常にスムーズで快適になり大変満足しています。心より感謝申し上げます。
システム
MIXING SURFACE:AVID S6 / Main Speaker:Genelec S360A /
Surround & Top Speaker:Genelec 8341A / Sub Woofer:Genelec7370A


