建築音響 設計・施工 NESスピーカ

高音質スタジオモニタースピーカシステム

NES(Natural Excellent Sound)モニタースピーカは、1993年、老舗のレコーディングスタジオであるサウンドインスタジオBスタジオ改装に合わせて開発されました。当時、日本のコントロールルーム環境にマッチし、"ハイパワー"で且つ"ハイクォリティ"という通常相容れない2つの要素を充たすモニタースピーカが存在しなかったため、サウンドインスタジオ主導のもと、「ないものは造る」という思想から、数ヶ月に渡る試作、データ取り、試聴が繰り返され、NESモニタースピーカが誕生しました。 サウンドインスタジオは、当時(株)バップのスタジオ事業部門として運営されており、"Adgear"ブランドで"Over Quality"コンソールを初め、キューボックスからモノラーまで、数多くのプロダクツを世に送り出してきました。その中に1つとして誕生したNESは、その後、NHKの高音質スタジオ用モニタースピーカにも選定され、現在はAdgearから弊社が販売業務を継承し、テレビ局のキー局を中心に数多くご導入を頂き、各方面から高いご支持を頂いております。

NESスピーカの大きな特長

・独自に開発したハイパワー・ソフトドーム・ミッドレンジユニット

NESの最大の特長は、オリジナルのソフトドーム・ミッドレンジユニットです。音声の中心帯域を担うミッドユニットの中で、良質でハイパワーなソフトドームを供給できるメーカーは世界でも極めて少ないため、TOA(株)社の協力のもと、独自ユニットを開発しました。ユニット口径を100mmとすることで、ウーファーとのクロスオーバーを350Hzまで下げることを可能にし、ハイパワー且つハイクオリティなミッドレンジを実現しています。

・ウッドレスな素材による強靭なエンクロージャー

エンクロージャーの構成材料には、フェノール樹脂系の「メラフィット」という材料を用いています。比重は木材の約2倍の1.6あります。この素材を採用することにより、ウーハーユニット駆動にも揺るがない高剛性を実現しています。また、木材などの天然素材を使用したときに出やすいエンクロージャーの個体差がないため、モニター特性に影響するL/Rスピーカ間での均一性にも優れています。

・ルームアコースティックを含めたチューニング

モニター環境における音の良し悪しは、スピーカ単体の性能のみで決まるものではありません。ミキシングコンソールからパワーアンプへの電気系統システムの特性はもちろんのこと、スピーカによって音に変換されてから耳に達するまでの部屋の伝送特性まで、すべてが関係してきます。スピーカのパフォーマンスを十分に発揮するためにも、インストレーションのみでだけでなく、ルームアコースティックのチューニングまで一貫して行うことで、最良のモニター環境の構築に努めています。

NES Monitor Speaker System

NES211S

1.5インチソフトドームトゥイーター、特注100mmハイパワーソフトドームスコーカー、優れたトランジェンス特性・ハイパワーの12インチウーファの2本配置による3way構成。レコーディングスタジオ・TV局などでのラージモニターとして最高のパフォーマンスを発揮します。

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NES111S

ミッド・ハイは211Sと同じユニットを使用し、シングルウーファとすることで、211Sの高いクオリティをコンパクトなエンクロージャーに凝縮しています。2チャンネルモニターとしてはもちろん、精密なサラウンドイメージも表現できる高品位サラウンドモニタリング環境を構築できます。

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NES101S

211/111Sと同じ12インチウーファ、1.5インチソフトドームトゥイーターの2way構成で、そのコンパクトなサイズと高い再生能力によりメインモニターとしてはもちろん、サラウンドモニターシステムのリアチャンネルとしても導入されています。

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NESmini

10インチウーファに1インチソフトドームトゥイーターの2way構成。正確な音像再現、ナチュラルな音質により、理想的なニアフィールドモニタリングを実現します。オプション・スピーカスタンドとの併用により、小規模なサラウンドモニタリング環境を構築するのに最適です。

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NES100/200LFE

15インチウーファで構成され、複合材料の積層構造による強固なエンクロージャーにより、超低域再生にも耐えうるLFE用サブウーファシステム。シングル/ダブルウーファの両モデルにより、小規模から大規模な環境まで幅広くカバーします。

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NES 450D

NES450は、入力段、デバイディング段は、定評あるオーバークオリティ・ディスクリートアンプを使用し、MONOモードでは400W。ステレオ仕様としてだけでなく、バイアンプ仕様では、ラージスピーカのドライバーとして低域/L=150W、中高域/R=150Wの余裕あるパワーでお使いいただけます。ファンレス設計により高い静粛性を確保しています。

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オプション

NES・モニタースピーカのラインアップの充実とともに、放送局をはじめとする各方面のお客様より、5.1chサラウンド対応化に伴うスピーカセッティングに関するご要望にお応えするためのオプションとして、スピーカ昇降装置システムをご提案させていただいております。

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