
音空間事業本部 出口 公彦
概要
アニメやゲームを中心に様々なジャンルの作詞・作曲・編曲・音楽プロデュースで活躍されているK氏が、ご自宅を新築されることに伴い地下にスタジオを計画されるというお話を頂き計画に参加させていただいた。建物は数名のデザイナーによる設計コンペが行われ、後にスタジオとして必要な条件など打ち合わせを進め、地下のスペースを確保して頂いた。
作業部屋と歌録りができるブース・小型グランドピアノの設置というご要望で、地下スペースを最大限活用し、作業スペースとピアノ演奏スペースを一つの空間に、ピアノ演奏をそのまま録音できる部屋として構築し、録音対応としてブースと共に完全浮構造とした。ピアノ演奏空間はホールの舞台をイメージして石貼りの反射壁と木リブの壁を配置した天井の高い空間で、間接照明には、調光・調色が可能な照明を採用してシーン演出も楽しめるスペースとなっている。また、映像撮影用のバトンも用意してあり、PV撮影も可能である。ブースも充分なスペースが確保でき、こちらにも石貼の反射壁を設けて、デッド過ぎない響きとなっている。
広いドライエリアの植栽が解放的な雰囲気を作り出していて、居心地の良い様々な録音に対応できるスタジオとなった。
お客様の声
様々なアイデアをいただいて、理想以上の空間を作っていただけたと思っています。とてもフレキシブルな自由の効く場所になったので、作る、録るは無論それ以上の想像も膨らみます。これからここをどう活かして行こうかとても楽しみです。


