音響計測・評価・開発支援 計測効率化・精度向上 カスタム計測アプリケーション

自動・省力での計測を実現するカスタムアプリケーション

カスタム移動・位置決め装置を組み込んだ計測アプリケーションの例をご紹介します。

音響パワーレベル測定

音響パワーレベルは、対象物の発する音の大きさを定量的に表す指標として広く活用されています。ISO3740シリーズやJIS8732~8734などの測定規格がありますが、いずれにしても多点測定が必要であり、マイクロホンの設置を手動で行うことには困難が伴います。

また、対象物の発する音が定常的なものなのか、過渡的なものなのかによっても、適する測定方法が異なります。 わたしたちは、移動・位置決め装置の技術や自らの測定経験をもとに、最適なシステムをご提案致します。

頭部伝達関数測定

頭部伝達関数(HRTF: Head-Related Transfer Function)とは、自由音場に頭がないときの両耳の中心位置から、頭があるときの外耳道入口または鼓膜までの伝達関数と定義され、簡単に言えば人間の頭や耳が音の伝わり方に及ぼす影響を表現したものです。
人間の音の知覚には頭部由来の指向特性が存在しますが、例えばその影響を考慮した可聴化を行うために頭部伝達関数を利用します。

頭部伝達関数は指向性を持つため、その測定には多点あるいは繰り返しが必要になります。
わたしたちは、これらの測定に必要な装置やシステム、そしてそれらの保守まで一貫してサポートを致します。

移動装置とPUプローブの組み合わせ

PUプローブ(音圧・粒子速度センサ)は、ある点での音圧と粒子速度を同時に測定することができるセンサです。これらの物理量を測定することによって、音響インテンシティや対象物表面の振動速度を調べることができます。

このPUプローブと移動装置を組み合わせることで、対象物のどこからどのように音響エネルギーが放射しているのかというマップを描いたり、対象物から例えば耳位置想定点までの音響エネルギーの伝播の様子を把握するといったことを自動・省力的に行うことができます。

詳しくはこちらもご参照ください。

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