K邸 オーディオルーム・シアタールーム

音空間事業本部  平田 昌之  福村 薫美  崎山 安洋

概要

オーディオ・シアター・楽器演奏室の機能を満足させる部屋を造るため、オーディオはエス・アイ・エス様と、シアターはアバック様と共に施主要望を形にしていった。楽曲間の余韻や静けさを確保する為、空調換気設備は隠蔽型を採用。リスニングポイントとスピーカー位置を綿密に検討し、ファブリック仕上内部に音場処理を施して調整を行った。

お客様の声

日本音響エンジニアリング様への依頼当初はピュアオーディオを想定しておりましたが、Dolby Atomos 対応ソースが散見されるに至っていることからTRINNOV のAV アンプのチャンネル容量をほぼ使い切る15 チャンネル仕様の音響と110インチ・スクリーン投影とする映像設定の仕様へのご対応を相談し、快諾いただきました。AV ルームを設置したRC 造一階の部分については掘削による半地下構造として、音響上重要である天井高を確保しました。この空間の中に浮構造で造り上げた空間では、ドアを開けて中に足を踏み込んだ瞬間から、静粛でありながら空間の端で囁く程度の小声でも反対側の端で明瞭に聞き取ることができる日常では経験できない感覚に包まれます。エアコンに加えてRC 造が要求する24 時間強制換気が動作中でもそれら由来のノイズは全く耳に届きません。映像投影時に時折スクリーンに映る陽炎によって暖房の存在にはじめて気付くほどです。ステラ社によるTRINNOV の設定最適化作業プロセスは音響環境の完成度の高さを証左するものでした。YG Acoustic と CH Precision が繰出す高S/N比、音数の多さ、そして朗々たる解像度が環境では十二分に発揮されています。ANKH 導入によるさらなる展開が楽しみです。

REAR VIEW
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AUDIO MODE
AUDIO MODE
DRAWER STORAGE
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