N邸オーディオ・シアタールーム

大阪営業所  藤原 昂
音空間事業本部  平田 昌之 崎山 安洋 牧野 和裕 佐古 正人
企画室  山下 晃一

1.概要

計画から数年の歳月を経て、2chピュアオーディオの高音質再生を主とし、4K高精細映像でサラウンド再生までを行うオーディオ・シアタールームが完成した。当初、既存建屋に増設する計画で進んでいたが、施主要望の音響グレードを実現するために、一からプランを練り直し、専用建屋を新築する事となった。目標とする音場を施主と共有するために、言葉による打合せ以外に、CD音源数曲について、複数楽器の周波数バランス、音像の輪郭などなど、聴こえ方について詳細に意見交換し、“低域のスピード感” と“スネアとハイハットのバランス”を重視。施工段階毎に音響測定と聴感確認を行いながらプロジェクトを進めた。施主と同じ視点、同じ気持ちでベクトルを合わせられた結果、時を忘れ、音楽作品・映画作品をナチュラルでリアルに堪能できる音響空間が実現できた。


Front view


Side view


Back view

2.お客様の声

理想の音を聴きたい。子供の頃からずっとその思いを持ち続けていました。ちょうど10年前に自宅を新築した際、念願のリビングシアタールームを作りました。音にも配慮して機材を選んだのですが、そこでの音質には到底満足することはできませんでした。その失望体験からもう一度、理想の音を追求するための部屋を作りたいという気持ちが少しずつ高まっていきました。それからは全国のオーディオショップの行脚を重ね、4年前に秋葉原のダイナミックオーディオ、川又店長に出会うことができました。

そして川又店長のご紹介で日本音響エンジニアリングを知ることができました。千葉県四街道市にあるサウンドラボを訪れ、山下氏、佐古氏に音を聴かせて頂き、「よし、ここにお任せしよう!」と決心しました。より完璧なものを目指すため、自宅の横の土地に新たに鉄筋コンクリート造りの建物を増築しました。建屋は岡山の名設計事務所フォルム設計、建築施工は太陽建設、シアター機材は信頼するカック倉敷にお願いしました。日本中に散らばるプロジェクトメンバーが一同に会することは難しいため、川又店長の総指揮の元、メールでのコミュニケーションを基本とし、構想が練られました。一度は計画リセットとなる危機がありましたが、なんとか苦難を乗り越え、2019年3月ついにオーディオルームが完成しました。

最初の音出しから、そのポテンシャルの高さは疑う余地のないものでした。が、一部の帯域が強く鳴りすぎ、まだまだ完全とは言えない状態でした。その後、日本音響エンジニアリング、崎山氏による2日間に渡るルームチューニングがありました。まるでマジックを見ているように、一つ一つの調整によって音はすさまじく変化、ついにB&W800D3からミュージシャンが目の前にいるような生々しい音があふれ出てきました!

それからは寝不足になりながら、過去に集めていたCD、今までのシステムで聴く気になれなかった音源を、聞き直しています。今も!

生涯で初めて、理想の音を自分のものにすることができました。音に対して妥協を許さない、日本音響エンジニアリングの皆さんの熱意はすばらしいと感じました。平田氏、藤原氏を初め、最高のメンバーに出会えたこと、大変幸運であったと思います。皆さんに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。


Facade


The view from the entrance


Storage rack, surround speakers and projector