名古屋営業所 稲毛 大輔  音空間事業本部 佐竹 康

1.概要

本館社屋の耐震補強計画に伴い、一部、編集施設機能の移転のため、MA・アナブースが2019年3月放送センターに新設された。室の広さは、コンパクトなサイズ感ながら、低域のアタック感もしっかり感じられる余計な反射音の少ないスッキリとした音場となった。メインスピーカーには弊社が新開発したNESminiパワードが採用されている。アナブースはコメントを読みやすくすることを狙い、正面にAGSを導入。ファイルベースシステム化に伴い、別室に併設されたOpenMAからでもアナブースに回線アクセスし、原稿読みが収録できるフレキシブルな運用が可能なMA・アナブースとなっている。


ディレクター席から


コントロール後壁の拡散体


アナウンスブース

2.お客様の声

もともと会議室であった部屋をMA室へ改装するにあたり、上階はマスター室、隣室は映像編集室という事情もあり、遮音性能には高いレベルを要求させて頂きました。出来上がった部屋は遮音性能だけでなく暗騒音レベルも満足いくものに仕上げて頂き、AGSと新型NESで音響調整をしたMA室は“音が判りやすい”とスタッフからも好評価です。アナブースの遮音性能もすばらしく、MA作業中であってもOpenMAからの収録に影響がなく、作業効率の改善につながりました。

システム
  • DAW & Console : A VID ProTools & S3
  • Speakers : NESmini powered