音空間事業本部 野澤 由香 佐藤 慎也 沈 揆煌

昭和から令和へ時代をつなぐスタジオ

2014年よりテレビ東京様が進めてきたスタジオ・サブ更新計画の最後の一つとなる神谷町第1スタジオ。1985年から様々な歴史を刻んできたこのスタジオは、テレビ東京様にとっても思い入れが深く、これまでで最大規模の改修計画となった。その中でも目玉は1985年からある悩みを抱えてきた部分...ホリゾントを完全に解体し、一から作り直したことだ。これまでの経験を信じ、集大成たるホリゾントを最後、神谷町に作ろうという想いは、お客様も我々も同じであった。一点の曇りのないホリゾントが完成したと思う。昭和から平成、そして令和の時代に渡って、これからも制作の拠点として活躍しつづける神谷町第1スタジオであって欲しい。


解体前にホリゾント壁内部構造を入念に調査を行い計画を立てた。


測定器を使い、データを取りながら壁の下地の精度を高めた。


塗装下地パテを何層も薄く重ね、1/1000ミリの仕上げを追い込む。


ライトを複数台使っての検査も、お客様と積み重ねがあったからこそ。

お客様から

六本木本社スタジオ、天王洲スタジオと順次設備が更新される中、更新計画最後の神谷町第1スタジオも、最適なサブ室内照明プラン、明るい色の仕上げ壁、そして本社にも引けを取らない最新鋭の機材を用意し、新たに甦りました。色の仕上げは黒を基調とした今までのサブとイメージを変え明るい内装にしたいという要望に対し、サンプルなどを用いてこちらがイメージしやすい形でご提案を頂きました。その他にも様々なアイデアを随所に取り込み、限りあるスペースを有効利用したサブとなっております。