音空間事業本部 野澤 由香

1.概要

辰巳放送センターの敷地内にあるC館の建て替え工事に伴い、試写室が今回新設され、各種3D Audioフォーマットの再生に完全に対応する試写室となった。DolbyAtmosとAuro-3Dの両方を瞬時に切り替え、“比較試聴”でき、3D Audioや4KHDRといった新しい技術の研究、と制作も行える場となり、世界的に前例のない環境として今後活用されていく予定。設計上、不要な反射音などを可能なかぎり抑えた空間を作り、等距離に設置された計18本のスピーカーからの音が、スウィート・スポットでしっかり聴けるよう考慮した。


Ceiling view


Side・Back view


Sp. Stand

2.お客様の声

限られた空間で工事日程にも制限がある中、最善の対処をして頂きました。日本初のDolby Atmos, Auro-3Dの両方に対応した設備ということに加え、制作と試写・試聴を行える環境を構築したいという私共の意図を最大限に考慮して頂き、スピーカー配置や音響調整に尽力して下さいました。本当にありがとうございました。

お陰様で、新たなエンタテインメントを体験できる素晴らしい空間となりました。

システム
  • スピーカー Musikelectronic Geithain
  • プロダクション・ツール Avid S6 Pro T ools | MTRX、Flux SPAT Revolution、Magix Sequoia