音空間事業本部 重冨 千佳子 崎山 安洋 佐竹 康

1.概要

株式会社テレビ朝日様が1サブ更新に伴い、内装のリニューアルと吸音処理の施された音声モニター棚を新設。1スタジオ・サブはテレビ朝日本社ビルスタジオの中で最大規模のスタジオであり、様々な音楽・バラエティ番組等の収録が行われている。

今回の工事では、これまでにない初の試みとして音声モニター棚に横一列に並ぶ大型ディスプレイからの反射・回折音の影響を緩和するため、映像の視認を遮らない仕上げ色の柱状拡散体AGSを配置。さらに音声エリアとアナウンスブースとを隔てる窓には、ガラス面の反射による影響を緩和するため、ブースを使用しない際に窓を隠す可動式AGSを導入した。また、メインモニターのNES211S(V)についても更新した。


音声エリア


可動式 柱状拡散体AGS


Booth

2.お客様の声

当社のフラグシップとなる1サブを更新するに当たって、サブ全体のデザインと方針を合わせながらも音場性能を保てるよう、設計をお願いしました。映像モニターやアナウンスブースの窓、オーディオラック室の扉等、音反射の原因となるものが多い中、AGS等を効果的に配置して頂きました。オペレーターからも、サブ内の「音の良さ」を評価して頂いております。

システム
  • Console:LAWO mc²96
  • Main Monitor:NES211S (V)