概要

朝・昼・深夜のショートニュースを主体として、中継番組や一部収録番組の受けサブとしても使われているテレビ西日本様の第2スタジオ副調整室。2024年度のシステムIP化設備更新工事において、音声モニター棚及びモニタースピーカの製作・設置・音響調整業務を担当した。
今回の更新でサブ内の全体レイアウトが見直され、元々映像モニター棚が設置されていたスタジオ界壁側に音声エリアが配置された。背後にスタジオ界壁の大きなガラス窓、右手にはアナブースの壁がすぐ横に迫るゾーンに音声モニター棚が設置されることになったため、音声エリア周囲を吸音カーテンで囲んで音場をコントロールできるようにしている。

お客様の声

改修前の音声モニター環境はモニタースピーカを天井から吊り下げの形でしたので、今回の更新ではスピーカもマウントできる一体型のモニター棚を製作してもらいました。カーテンの効果もありモニター音の解像度は上がり、周波数特性も含めて音声廻りの音場は改善し、作業に集中できる環境ができました。
第1サブでNES221S、音声中継車でNESminiを使用しているため、今回の第2サブ更新でも音声リファレンスモニターはNESに統一できたらと考えました。第1サブより幅・奥行ともコンパクトな空間となるため、NES111Sを選択しました。
制作サブや生放送・受けサブまでリファレンスを統一できたことでモニター音の互換性も確保でき、より良い製作環境が整ったと感じています。

システム
Large Monitor: NES111S(V) + NES450D / Small Monitor: GENELEC8030A / Main
Console: LAWO mc2 56 mk3 / Sub Console: TASCAM Sonicview 16

NES111S(V)
メインスピーカー:NES111S(V)
吸音カーテン
音声エリアを取り囲む吸音カーテン
全景
第2サブ全景

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