音空間事業本部 牧野 和裕   企画室 山下 晃一

S 邸オーディオルーム

1. 概要

京都の新築邸宅内にオーディオルームが完成した。この邸宅を手掛けた建築家が基本設計を行い、意匠的には赤系の木材と白色の塗装を基調として、他室と統一感を持たせている。

音響的には、前面コーナー部に低域を吸音するスペースを設け、側壁面と後壁収納棚上に奥行30cmのANKHを設置することで音場の広がり感と解像度を両立させている。その結果、メインスピーカーである「The Sonus faber」が心地良く且つ緻密に鳴り、オーナー様が主に聴かれるクラシック音楽を楽しめる理想的な空間が実現できた。

2.お客様の声

私はクラシック中心に音楽を楽しむが、家内ともどもポップス系も好きです。今回のオーディオルームは、複数の専門家のおかげで大きい音から小さな音まで気持ちよく響く部屋にしていただけたことを感謝しています。普通のオーディオルームよりも響きが良いように設計されていますが、ANKHの効果か、決してうるさくなく、どんなジャンルの音楽でもたいへん気持ちよく聴くことができる点が大きな魅力となっています。

SIDE VIEW
SIDE VIEW

REAR VIEW
REAR VIEW

ANKH
ANKH