音空間事業本部 佐古 正人
1. 概要
校内の大規模改修工事に伴い、軽音楽部のバンド演奏のための練習室を全面改修する事となった。練習室は地下1階にあるが、直上は会議室や、各階には教室、数フロアー上には吹奏楽部も使用する音楽室もあり、個体伝搬音の影響も考慮して防音構造は完全浮構造を採用した。また、換気設備のダクトの貫通処理も、貫通部からの音漏れを考慮して、ダクト全面に鉛巻きを行う遮音処理も施している。内装仕上げに関してはABC商会のファブリック吸音壁仕上げのファソラを採用し、部屋の響きにも配慮した設計となっている。これらの構造は、プロが使用するリハーサルスタジオと何の遜色もない、同等の遮音性能と室内音場を実現した環境となっている。
2.お客様の声
学校の施設としてはかなり珍しい、完全防音の軽音楽部専用スタジオです。普通のスタジオと同じように等身大の鏡が設置され、ステージパフォーマンスの練習もできます。女子校らしく色も明るめで、生徒や保護者に自慢したくなる防音室になりました。今まで、授業や補習などを気にして思いきり音が出せなかったのですが、ここならば思い切り音を出しても外の迷惑になりません。おかげで、外のバンド大会でも良い評価を頂くようになりました。本校自慢の設備です。
鏡貼り
防音扉
使用機材