Jazz Spot CANDYリニューアル

音空間事業本部  平田 昌之  根木 健太  企画部 山下 晃一

1. 概 要

JBL のEVEREST を鳴らす老舗ジャズ喫茶として知られる、千葉県の稲毛にある「Jazz Spot CANDY」では、SYLVAN やANKH が発売間もない頃から多数導入されている。
CANDY ではレコード再生だけでなく生演奏のLIVE も開かれるが、楽器の構成や演者の要望に合わせてピアノやドラムの位置も頻繁に移動するためか、年数を重ねるにつれてフローリングには傷が増えていたようだ。痛んだフローリングの貼り替えに端を発して、カウンターの補修や外扉・看板も塗り替える、お店全体のリニューアルとなった。さらに見た目と共に音もブラシュアップするために、試聴を重ねた結果、スピーカー背面にANKH -Ⅰ(フラットタイプ)が4 台追加され計6 台となり、正面壁がANKH でほぼ埋め尽くされた。

   

2. お客様の声

リニューアルからひと月も過ぎる頃には、貼り替えた床、SP後ろに増やしたANKHも、お部屋とすっかり馴染んできました。エージングとはオーディオだけに限りません。おかげで前のような爆音ではなく、音量を下げて鳴らしても細部まで聴こえるようになりました。私は良い録音のものばかりではなく、楽器の輪部や音のコクが感じられる、音楽ありきで選曲したレコード演奏をしています。アーティストの魂まで伝わってくる空間になって、とても満足です。
また、ピアノ音も大きく変わり、ビックリしています。お客さんからも、明るく綺麗な巧みな音、豪快に響く音、といろいろな反応があります。LIVE にも活かされている空間になりました。

2012年ANKH 設置時の様子
2012年ANKH 設置時の様子
補修したカウンターの奥には数千枚のレコード
補修したカウンターの奥には数千枚のレコード
外扉とスピーカーをモチーフにした看板
外扉とスピーカーをモチーフにした看板

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