音空間事業本部 佐竹 康 酒井 基行
1.概 要
21年5月に新設したP. AudioSuite-713 に続き、22年2月と6月に既存MA 室のAudioSuite-211、311 2室のリニューアルを行った。AudioSuite(以下AS)-211、311はどちらも5.1ch 対応のMAであったが、AS-211 は7.1.4ch Dolby ATMOS 対応へ、AS-311 は2ch ステレオ専用のスタジオへ改修した。AS-211 は前回のAS-713同様、可動式コンソールを採用し、且つ、メインディスプレイモニターの設置高さを可変できる機構を新たに採用。センタースピーカを覆う高さまでディスプレイを下げて設置することで、2ch ステレオ運用時にはエンジニアのディスプレイ見上げ角を大幅に抑えることが可能となっている。
2. お客様の声
Dolby ATMOS 案件の増加が予想されるため、スタジオの柔軟な運用を目的として2部屋目の改修を行いました。音響の方向性が揃ったことにより、運用性が格段に上昇しました。また、6月に機材更新にともない、Stereoのスタジオも改修を行いました。社内のスタジオの音響が揃い、急な部屋移動が発生した場合でもクオリティを維持することができるようになりました。
システム
【AS-211】Console:YAMAHA NUAGE / 7.1.4ch Surround Monitor:GENELEC S360(L/C/R),
GENELEC7360A*2(LFE), GENELEC8341A(Surround)
【AS-311】DAW Controler:AVID S3 / Main Monitor:Dynaudio M2