大阪芸術大学 芸術情報センター 実験ドーム改修

音空間事業本部  佐竹 康  大阪営業所  川合 正浩  柿沼 誠

1. 概 要

40年以上の歴史を持つ、本学・芸術情報センター内の「実験ドーム」が本年度から客員教授となったサウンドアーティスト・evala 氏監修のもと最先端の立体音響を総合的に学ぶことが出来る施設へと改修された。実験ドームの再生装置は8chから17.4ch再生システムに更新。4 π空間再現のため、床面を掘り込みボトムスピーカを配置、カーペット貼替えによる吸音補強も施した。調整室にも8chキューブ再生システムを導入し、ドーム側とを行き来しながら立体音響再生・制作が行える、フレキシブルな教育環境を構築した。

   

2. お客様の声

80年代に建設されたこの半球型ドームシアターには、非常に実験的でユニークな思想がありました。その創立当初の設計や機構を巧みに活用いただきながら、" 空間音響" を最先端で学べる環境にアップデートしていただきました。また隣接する機材倉庫と化していた調整室は、制作スタジオ兼プレビュールームとして一新、ドームシアターともシームレスに繋がり、制作・実演・配信までを総合的に学べる施設に生まれ変わりました。

システム
Surround Monitor of Experiment Dome:CODA AUDIO D12
Main Monitor and Surround Monitor of Control Room:Focal SOLO6 Be and CODA Cube

調整室
調整室
実験ドームの再生環境
実験ドームの再生環境
立体音響制作のための共通システム
立体音響制作のための共通システム

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