音空間事業本部 平田昌之 崎山安洋 根木健太

1. 概要

音に関して多目的に使用できる部屋が完成した。当初、楽器演奏専用で計画していたが、サウンドラボを試聴した施主の意向でピュアオーディオ再生環境も設けることになった。各エリアを部屋の前後に配置することで、双方をご家族で楽しめる空間となった。部屋形状と要望から検討を重ね、性質の違う音をコントロールすべく壁面にAGSを配置した。

2. お客様の声

「音が活きる」とはこういうことかと、全身で感じさせてくれる空間を創り上げていただきました。ピアノをはじめとする楽器を演奏する動的なスタイルと、ピュアオーディオと向き合う静的なスタイルを両立させるとともに、それぞれに妥協がない音響技術を目の当たりにし、心からの感動を覚えました。部屋であることを感じさせない音の広がりと鮮やかな表情、細部にわたる音の動き。私たちの何気ない生活の中に「活きた音」を感じることのできるシーンが生まれ、それは、私たちの人生をより豊かにしてくれる存在であると考えております。完成までを振り返りますと、「活きた音」について考えたり、実際に触れたりする機会をたくさんいただきました。そのたびに自分自身も少しずつ成長し、いつの間にか音に対する期待が高まるとともに、自身の価値感をも引き上げてくれたように思います。
制約条件が多数ある中、親身になってご対応いただきました日本音響エンジニアリングの皆様、ダイナミックオーディオの皆様に心からの感謝を申し上げます。

Theater mode
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Performance area
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Doorway view
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