音空間事業本部
平田 昌之

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1.概要

ANKHユーザでもある施主様から引越しのお話を伺ったときから、オーディオルームの設計に参画した。今回、理想の音響空間を持ったオーディオルームを備える新建屋が竣工した。

アナログレコード再生時にスピーカーの影響を極力避けるため、機材ラック下の床を独立構造とした。正面壁はANKHを全面に設置し、側壁はANKH面と多孔質材を塗り込んだ傾斜壁を交互に設置した。その傾斜壁の背後空気層で低域処理を行い、施主様が求めるタイトな低域を実現している。照明にも拘り、間接照明を含め複数のシーンによる空間演出を行うことが可能である。

2.お客様の声

オーディオに興味を持ち始めたのは、16歳でした。長い年月経て、現在に至っております。この間、引っ越しが4回、その度に機器を買い替えましたが、必ず部屋の音響問題に直面し、断念しておりました。今回で5回目の引っ越し、待望のオーディオ専用ルームが完成しました。カッコつけて「Mスタジオ」と命名しました。ANKHとの出会いは、H=1200を1本から。以前の部屋にも導入しておりましたが、新築オーディオルームの為、今回は設計からスタート。内装も音も、全く別物ということに驚かされました。以前より聞いていたCDやLPなのに、新しい音を発見。音を耳で聴くのではなく、五感で聴ける感じがたまらなく、満足度200%です。「素人の私のわがままな夢」のきっかけを作ってくれた ダイナミックオーディオさんをはじめ、最後までセッティングにお付き合いいただいた" 日本音響エンジニアリング" の平田さん、そして施工スタッフの皆様には本当に感謝しております。これを機会に、今後も無限なる音への追及をし続けて行こうと思っております。

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