音空間事業本部 宮崎 雄一
概 要
数多くの楽曲制作を手掛けヒットファクトリーであるRebrast。
スタジオの遮音対策・音場調整のため相談頂き、改修工事を行い2022 年7 月から運用が開始した。
改修前スタジオは天井下までの壁で構成され、ブースは防振タイプの組立パネル式であり、コントロールルーム・ブース間で音が聞こえ易い、上下階への音漏れの懸念があった。遮音性能を向上させるため、壁は天井躯体スラブまでの遮音補強とその内側に新たに防振された浮構造のコントロール・ブースをつくり、音響内装仕上げ
を行った。
スラブto スラブの天井高さが2700H と限りがあったが、既設の空調設備を含め浮き遮音層を構成し、コントロール・ブース間でD-65 の遮音性能を確保、上下階へも
気兼ねなく制作に打ち込める環境となった。
スタジオの運用や使いやすさ、音場を含め綿密な打合せを行い、低域が反応よく分かり居心地の良いコントロールルームとコンパクトながらも音の抜けが良く歌い易いボーカルブースが完成した。
お客様の声
一度別の業者さんに施工していただいたのですが、防音に対する当方の知識が浅かったこともあり納得いく出来にならなったので相談させていただきました。建物上の問題等で制約の多い中、親身に色々とご提案いただき大変満足のいくスタジオとなりました。
現在は順調に稼働しており、クライアント様からも好評を得ております。
システム
Speaker : Amphion Two15+Amp 500