音空間事業本部 宮崎 雄一、野沢 由香

1. コンセプト

このスタジオは、昨年デビュー十周年を迎え、様々な場面で活躍しているアーティストのプライベートスタジオ。今回既存スタジオから移転し、制作を開始した。ここではレコーディングスタジオでの制作環境とリンクし、トラック制作・プリプロのベーシックな作業が行われていく。

プライベートスタジオとしての居住性の良さを確保するため、遮音層・吸音層は最小限かつ効果的に配置しスペースの確保を計画した。それと同時に、使用しているレコーディングスタジオと同様の" 音がよくわかるモニタリング環境" をつくることをテーマに計画を進めた。

2. お客様の声

今回のスタジオ移転に際し、事前に遮音の検討や実際に音を出しての確認などわかりやすく提案してくれて安心できました。プランも幾つかのカラーパターンをパースで見せてくれたのでイメージしやすかったです。

特に低域のスピード感や輪郭を重視し音響調整してもらい、しっかりとしたモニタリング環境となりました。ブースも音の抜けが良い音場に出来たので大変満足しています。地下のため高さに制限があるなか、音もデザイン的にも圧迫感を感じない居心地の良い空間になりました。完成度の高いスタジオをつくっていただきありがとうございます。

【システム】ProTools HD / Monitor Speaker : KRK VXT-8

Studio
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Booth
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