Studio Sound Bee

音空間事業本部  出口 公彦  宮崎 雄一  重冨 千佳子  柳澤 拓海

スタジオ改修計画

多くのアニメ映像製作を手掛けるサテライト様が、新たに音響製作会社「Studio Sound Bee」を設立し、本社内デスクスペースにアフレコスタジオを新設、併せて別の建物にある編集室も移転させる改修計画である。

改修工事の特徴

中央線の高架に隣接している建物の為、レイアウトの際に電車の通過時の振動等の測定を行い、既存窓の遮音についてもレンガで塞いだうえで二重の遮音層を設けるなど、特に静寂性が要求される声の収録に対して慎重に検討した。ブースは4 人の収録に対応できるスペースを確保、コントロールルームはサウンドスクリーンを備えた7.1.4ch Dolby Atmos 仕様である。併設された編集室との共用のマシンルームや、採光の採れた開放的なラウンジ、そしてゆとりのある広々としたコントロールルームとブースの構成で快適性も備えたスタジオとなっている。

お客様の声

スタジオ設立の計画当初よりDolby Atmos を始めとする立体音響に対応し、かつ快適な作業空間を目指し日本音響様に設計施工をお願いいたしました。先ず、社屋の立地がJR 中央線高架の真横との事もあり揺れや騒音の影響を心配していましたが詳細な調査を行って頂き問題なしとの事。次に建物の特徴である室内の高さを最大に生かすため既存の空調配管の撤去と専用電源の確保等、諸々骨を折って頂きました。結果、都内で随一の広さを誇るコントロールルームとなり、大変満足しております。

システム
Console : Avid Protools&S1/FU302-4
Monitor Speaker(Atmos) : Genelec 1237APM/8351B/7360
Monitor Speaker(2ch) : Neumann KH310

Studio
Studio
Control room AGS
Control room AGS
Lounge
Lounge

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