軽音楽部練習室 正面
音空間事業本部 安田 紗知子 佐古 正人
概 要
2015 年、完全浮構造を採用したプロ仕様の軽音楽部練習室が本校に完成した。この練習室でバンド演奏に励む軽音楽部は全国大会の常連であり、今ではプロを輩出するほどの実力を持つ。
今回は壁の布貼り替えを機に、壁面デザインを一新する改修工事を行った。前回の壁は橙と緑の2 色使いであったが、今回はお客様のご要望も取り入れ、カラーバリエーションの多いファブリックを採用し、赤・橙・黄・黄緑・緑・青・灰の7 色を使用するカラフルなデザインとなっている。各色の配列をグラデーション順、幅はランダムとすることで、鮮やかながら派手さを抑えた、居心地の良い空間が実現した。
腰下には、壁面の保護にもなる化粧板を設置した。これは校内にある茶室の欄間と同じデザインであり、本校を象徴する八重桜の花びらの形がくり抜かれている。鋼製防音扉は、ライトグリーンからピンクに塗り替えた。ピンクは桜をモチーフとしたスクールカラーであり、カラフルなお部屋のアクセントになっている。性能はプロ仕様だが、本校らしさが詰まった力強い練習室となった。
お客様の声
学校の施設としてはかなり珍しい、完全防音の軽音楽部専用スタジオですが、今回更にバージョンアップして頂きました。おかげさまで前作よりもカラフルで女子高らしさ溢れるデザインとなり、生徒・先生にも好評です。
ご尽力頂きましたご担当者さまに感謝申し上げます。
練習室 背面
腰下壁 花びら型のくり抜き化粧板
鋼製防音扉