音空間事業本部
平田 昌之

MA-1

1.概要

映画のアフレコ業務増加に対応するため、BOF3 幡ヶ谷ビル内に新たなスタジオフロア(Stage4)が計画された。コントロールルームにおけるミキサー席とクライアント席での音の違いを解消するため、後壁にAGSを導入した。Stage4のフロアのイメージカラーはアイボリー&グリーンとしている。今回のStage4完成により、ビルの全フロアにスタジオが備わった。

2.お客様の声

外国作品の吹き替え業務が社内のスタジオでは対応しきれなく、新たなスタジオが必要となりStage4を新設することになりました。BOF3幡ヶ谷スタジオのメインコンソールはavid のS6とICONでした。今回は収録スタジオの新設と言う事で、できるだけアナログに拘ろうと考え、スタジオイクイップメント社に6chアナログミキサーを特注しました。アフレコブースはセリフ収録がメインであるため、できるだけデッドな環境になるように計画しました。

何度か響きをチェックし、その都度親切に対応していただき感謝しています。その甲斐あって、残響のないクリアなセリフが収録できるスタジオになりました。また、コントロールルーム側も、設計段階からスピーカーの高さ・角度・窓開口との位置関係を綿密に話し合い、工事期間中・完成時にも音響チェックをしていただき、日本音響さんとコミュニケーションを取りながら満足いく音響空間に仕上がったと思います。オープン以来スタジオはフル稼働で、フリーのエンジニアさんにも好評を得ています。

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BOOTH

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REAR VIEW

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ANTE SPACE