音空間事業本部
平田 昌之
1.概要
大型スピーカーへの入替を機に、それにふさわしい部屋を持ちたい、という施主様の熱意により、新たに建屋を新築し専用のオーディオルームが完成した。
施主様がANKHユーザーだったこともあり、適地探しの段階からお声がけをいただき、建屋の設計段階から参画し、施工も担当させていただいた。
長時間、音楽(オーディオ)を聴いていたい、海外製の大型スピーカーの能力を最大限引き出したい、という施主様のご要望を充足することに重点を置いた音場設計を行った。特に6台の巨大なバスホーンが発する低音域がブーミーにならず、大音量でも飽和せず、長時間聴いていても疲れない空間にするため、低域の処理に注力し、部屋の要所にはANKHを配置した。また、施主様のご要望で、段階的にANKHを増設できるように、正面壁・側面壁部にANKHを追加設置できる機構を備えた。
2.お客様の声
私のオーディオルームは約1年間の設計と施工期間を要して完成しました。
その音は、壁面やスピーカーの存在を忘れさせるスケールの大きな音でした。
付帯音は皆無ですが楽器の響きは美しく、ベースラインは飽和もなく、中高音は天井の高さ(3.5m)を感じさせないホール感を味わえる充分なものです。
今回、部屋とセッティングが7割、コンポーネント(機材)3割の感触でレコード再生での部屋の重要性を再認識しました。
日本音響さんをはじめ各オーディオメーカーさん、アートクルーさんの絶大なご協力に感謝しながら日々のオーディオライフを満喫しております。
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