東北パイオニア株式会社 無響室

音空間事業本部 柿沼 誠 三枝 裕和 矢野 辰巳
ソリューション事業部 松尾 浩義

MA-1

1.概要

東北パイオニア(株)様に於いて、スピーカーの開発を行う為の無響室2 室を新設した。その仕様は天井壁床6 面全てが吸音面の「完全無響室」と、壁に反射面を設けた「半無響室」である。無響室を新設するに当たり、空調稼働時の暗騒音=静けさが0dB(A)以下と言う最高レベルの要求仕様があった。弊社は新設する候補地の検討から携わらせて頂き、環境測定の実施、それに基づく音響設計を行い、上記暗騒音を達成させた。また室内の自由音場は、63Hzから自由音場の成立という要求仕様に対して、長さ1.2mの吸音楔を用いる事により実現させた。完全無響室に於いては、計測用密閉箱をレールに載せて移動できるようにし、他の供試体との入れ替えを容易にしている。また両無響室共、スピーカーの指向特性の計測のためのマイクロホン移動装置を設置しており、特に完全無響室は、基準軸位置と半径を保つ円弧型レールを天井面に配置して測定の効率化を図っている。

2.お客様の声

計画の初期段階から打合せを重ね、環境騒音、測定装置等の要望に丁寧に対応いただき、目標通りの無響室が完成しました。また、完成後もきめ細かいアフターフォローをしていただき満足しております。

Booth-1
無響室

Booth-1
スライド式遮音扉

Booth-1
マイクロホン移動装置

仕様
自由音場特性:63Hz 以上 吸音楔1200㎜
暗騒音:完全無響室-2.0dB(A)、半無響室-1.2dB(A)[ 空調稼働時]
設備:マイクロホン移動装置(水平角制御)・コネクターパネル・監視カメラ・貫通配管・
計測用密閉箱・密閉箱移動レール等