音空間事業本部 葛西 信輔、崎山 安洋、石垣 充

1. 概要

2008 年5月のオープン時から計画されていたNo.2スタジオがついに完成した。映画用の仕込み作業と、5.1CH及び7.1CHブルーレイ用のmixにも対応した小型ダビングルームである。この部屋はもともと編集室として使用されていた。そのような中、遮音・防振性能は不足するが、周囲の条件として、上階は自社オフィスであること、隣接するスタジオがないことから、浮構造の採用を見送った。結果として、限られた容積の中にサラウンド環境とクライアントソファを配置することも可能になり、また十分な天井高さをキープすることが出来た。意匠面ではイメージカラーの赤を基調としながらも、渋めなカラーリングで空間全体を構成している。また、壁面の保護も兼ねて取り付けた径の違う穴の有孔版がアクセントとなって、これまでにない、オリジナリティ溢れる小型ダビングルームとなった。

2. お客様の声

小型ダビングルームの需要拡大を狙って、今回のNo.2スタジオの工事をするに至りました。ハード面においても、限りなくコンパクトな仕様とし、卓上にはフェーダーとメーター及びモニター切替えスイッチしか設置していません。心配していたサラウンドスピーカーの分離は良く、またNo.1スタジオ使用時にはステレオmixもできるようスピーカーを追加しています。コンパクトですが密度の高いスタジオとなりました。


【システム】
Monitor:Event20/20Bas(2ch) Genelec 1032A、1030A、1092A(5.1ch)


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Wall
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Sofa
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