音空間事業本部 木村 文紀、稲毛 大輔
1. スタジオ・コンセプト
ディグズ・レコーディングスタジオ『DCH studio』は、本物の音楽を求める、妥協なき意志のもとに集まったディグズ・グループの活動のベースシップとなるべく誕生した。"リラックスできる落ち着いたロビーと、音響的にも、デザイン的にもインパクトのあるスタジオ"をコンセプトに、ロビーはスケルトン天井を活かしてゆとりのある空間を演出。ヴォーカルメインのスタジオでは、将来的な楽器収録も見据えて、ナチュラルな空気感のある音場となるように、覗き窓と対向する壁面を中心に天然木の垂直リブを、お客様といっしょに配置検討を行いながら配置した。また、天井高を可能な限り上げた「フライング・シーリング」と、"ステージライク"に仕込まれた間接照明で、ミュージシャンの高揚感を演出するデザインを採用した。
2. お客様の声
理想のスタジオができました。コントロールルームは、音の定位感、奥行きがしっかり聴こえて、音を聴く楽しみを再認識させられました。日本の音楽シーンを代表するアーティストの方々に頻繁に利用して頂いておりますが、皆さん『とても素敵なスタジオですね!』と大絶賛です。音響やデザインも含めてこの時代にこのようなスタイルの"遊び場"が出来たのも今回協力して頂いた日本音響さんのお陰です。(最高のチームです。)
Control room : front
Control room : rear
音響調整風景(リブ配置検討)
システム機器 Console : SSL 4048E-G module Large Monitor : Musikelectronic Geithain RL 901K Mid Monitor : GENELEC 8040A Small Monitor : YAMAHA NS-10M Studio DAW : Digidesign Pro Tools HD3 Accel |