試料に対してあらゆる方向から音がランダムに入射する際の材料の遮音性能のことをランダム入射音響透過損失といい、一般に音響透過損失(Sound Transmission Loss)と呼ばれ、壁材や扉などの建築部材、ドアやダッシュパネルなどの自動車部品等の遮音性能の評価値として広く利用されています。
音響透過損失は、音源室と受音室からなる2つの測定室の間に試料を設置し、その試料に入射する音響パワーと透過する音響パワーの比から得られます。測定方法は、音響インテンシティ法(JIS A 1441-1)をサポートしています。
バラつきの少ないデータを得るために、音響透過損失の測定では、音源室・受音室ともに多点測定を行う必要があります。本システムでは専用測定ソフトウェアおよび マイクロホン移動装置を使用することで、音源室では室内音圧レベルの多点同時測定を、受音室では試料近傍の音響インテンシティ分布を自動測定することができ、工数削減に貢献します。
測定方法 | 音響インテンシティ法(JIS A 1441-1、ISO 15186-1) |
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測定周波数帯域 | 残響室の寸法、インテンシティプローブのスペーサに依存します。 *12mmスペーサ、1000mm×1000mmの試料の測定を行う場合、200~5kHz程度となります。 |
PC | OS: Windows 10 |
オーディオインターフェース | 音響計測(特に音響インテンシティ計測)に問題のない特性を備えたオーディオインターフェース (推奨機器はお問い合わせください) |
マイクロホン移動装置 | MT2000シリーズ、MT3000シリーズ (ともに弊社製) *手動での多点測定にも対応しております |
その他 | 詳細はお問い合わせください |
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