音空間事業本部 廣瀬 大輔

1. スタジオの概要

2011年7月、滋慶学園グループの札幌スクールオブミュージック専門学校&札幌放送芸術専門学校が竣工した。音楽・放送・タレント・声優・マンガの専門学校で、当社は地下1階のレコーディング・スタジオとアフレコ・ブースの設計・施工を担当した。25人程度での授業を想定した余裕あるスペース構成のため、スタジオはその気になればオケも入れる程の規模となっている。アフレコ・ブースはコントロールと連携してPro toolsを用いた本格的な作業が可能だが、学校ならではの使い方として、ブース単独でも画に音を被せる練習や授業が出来るようなシステムとなっている。卓はSSL-9048Jを据え、メインスピーカーはGENELEC 1033Aをビルトインしている。ディレクターデスク下部に各種ビンテージ・エフェクターを揃えているのも特筆すべきポイントである。

2. お客様の声

最近は、アレンジャーがPro tools等デジタル環境の中でほとんどの作業を終えてしまう時代になってきました。だからこそ「本物の" 音"とは何か!」という事をしっかり研究し、業界や市場のニーズをとらえてクリエーションできる環境を作りたく、日本音響さんに依頼しました。ここから多くの作品やアーティストが生まれ、世の中に出て行くのが楽しみです。

Studio
Studio

Studio
Studio

アフレコBooth
アフレコBooth

【システム】
Console : SSL 9048J / Main SP : GENELEC 1033A / Pro tools system /
SONY PCM-3348 / 各種Vintage Effector