音空間事業本部 大高 俊樹、福満 英章、葛西 信輔、佐藤 慎也 コンサルティング事業部 青木 雅彦
1. コンセプト
赤坂の目抜き通りにあるテナントビルに新設されたフラメンコスタジオ。設計するにあたり2つの大きな課題があった。1つは、ビル内の他テナントに対する遮音性能の確保。フラメンコのレッスン時、大人数で一斉に床を踏み鳴らすとき、室内の音圧レベルは優に100dBを超える。さらに床に伝わる振動も完全に絶縁しなければならない。もう一つの課題は、タップを踏んだ時の床の鳴り方。フラメンコは踏み鳴らされる床の打撃音がリズムを司る。加藤先生の助言を頂きながら、様々な素材の組み合わせで床の実験を重ねた。また、このスタジオ・レセルバにはフラメンコライブができるように、舞台照明、音響の様々なアイデアが盛り込まれている。
2. お客様の声
フラメンコ特有な足の打撃音による騒音と振動によるトラブルは、日本のみではなく、スペイン本場でも起きています。当社も例外ではなく、この問題に悩まされておりました。騒音トラブルが発生しない事が最低条件であり、フラメンコに特化したスタジオであること。かつ他のダンスにも多目的に利用でき、創作活動と舞踊手育成を行える環境という、欲張りなスタジオがテーマでした。青木さんには何度も足を運んで頂き、大高さん、福満さんを筆頭としたメンバーとは、アイデアを投げ合いながら、アドバイスを頂き、数々の実験を繰り返しながら、本当に素晴らしいスタジオを手にすることが出来ました。一番時間を有した床の鳴りは、大変好評を頂いております。両者一丸となったからこそ出来た、スタジオ・レセルバです。既に第2スタジオに向けて色々な構想を練っております。
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