音空間事業本部 出口 公彦 河野 恵
1. 編集室改修計画
以前にも同様の改修工事を行っているが、残る2つの編集室の間仕切を撤去して、1つの大きな部屋に改修することによって、コンソールを実装したワンマンスタイルをベースとした、対話形式の収録ができるスタジオとして活用していく計画である。前回実施したワンマンスタイルに改修したスタジオの稼働率もよく、コンパクトながらも使い勝手の良い部屋となるように、家具配置や室内音響処理の検討を行った。
2. 編集スタジオの特徴
今回の改修では、基本的には既存の間仕切の撤去のみをビル側で実施という内容で、室内の仕上げそのものは既存のまま手を加えない計画であった。そのため、スタジオとして声の収録を行うにはやや反射が多すぎる傾向となっている。これを解消することを目的として、弊社は、あくまでも家具のみを製作して配置を行い、ここに新規に開発を行い販売を開始している音響調整家具「Meleon（メレオン）」を提案した。
特に、今回は特注でJ-WAVE のロゴを吸音クッションにプリントし、NET配信時の背景に効果的なインテリアとしてJ-WAVEのフォトスポットとなり、併せて室内の響きの調整に効果を発揮している。
3. お客様の声
「普段収録しているブースとまた雰囲気が違って、やりやすいです。すごく気に入ったので今後も利用させていただきます」（ナビゲーター）
「すごくやりやすいですし、お洒落で居心地のいい空間になったと思います」（制作スタッフ）
