名古屋営業所 稲毛 大輔
音空間事業本部 佐竹 康

1. 概要

Aサブ設備更新に伴い、弊社で音声モニター棚、コンソールまわりの家具更新を行った。モニター棚は、大型モニターからの反射音を極力排し、すっきりした定位感を持たせることを目指し、スピーカーマウント部は、低音域の立ち上がりに配慮した設計を行った。コンソール下からの音響伝搬に対しては、コンソールとモニター棚の間にAGS音響衝立を配し、全体を通してモニタリングしやすい環境を整えることに努めた。周囲の家具は、お客様と設計を一から一緒に行い、利便性の良い造りになっている。


サイドテーブル & パッチ盤収納


VUメーター台(AGS:柱状拡散体)

2. お客様の声

AサブはOTCシステムを導入している報道サブで、狭い空間に機器とPCモニターが乱立しているという、音響的には非常に厳しい環境でした。他のサブと同じPSIスピーカーを採用しましたが、建築空間の違いで聴こえ方がまるで違ってしまう事を今回実感しました。音響的な課題は多数ありましたが、家具の設計から配置まで、音響と使い勝手を意識しながら、1つ1つの問題点を一緒に解決して頂き、以前と比べてとても聴きやすい満足のいくサブが出来上がりました。

システム
Console:TAMURA NT880(40Fader)
Main Monitor:PSI A25-M
Video Monitor:49inch×1, 24inch×2

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