音空間事業本部 野澤 由香
1. 概要
(株)SCIの「4号車」が更新された。車両は標準的な2t車がベースとなっており、音声中継車としては、かなり小型な車両となっている。
そのため高さ、幅など省スペース化に細心の注意を払い、また音場調整スペースについては最低限の確保とし、出来るだけ作業スペースを確保出来るように設計した。
内装に関しては、天井から前方バッフル面へと続く仕上げに柱状拡散体を配置し、出来るだけ空間の大きさを感じさせない自然な音場に調整した。
車両車道側内装
車両天井拡散体
外観
2. お客様の声
この実績を元に今回は弊社所有の中でも最も小型の「4号車」の更新工事をお願いする事に致しました。この車両は宅急便のトラックサイズですが、日本音響さんにはエンジニア、アシスタント、クライアントの3名が余裕をもって居住できること、有効室内高を1.8m欲しいと、かなり無理なお願いを致しました。実際工事段階でもミリ単位で家具設置の調整を頂き無駄の無い広々した室内空間を実現していただいた日本音響さん及び職人の皆さんにお礼申し上げます。