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Meleon(メレオン)
下の図は2つの壁面による反射の様子のコンピュータシミュレーション結果です。左の図は硬くフラットな壁面による鏡面反射、右の図のAGSによる"緻密な響き"の様子を表しています。鏡面反射では、スピーカからの直接音(Direct)の直後に、レベルの強い単一の反射音(Reflection)が到来します。スタジオやリスニングルームなどの小空間の場合、直接音と反射音の時間差は一般に短く、直接音と反射音が融合して色づけされた"癖のある音"として聴こえることがあります。また、コンサートホールのような大空間では直接音と反射音の時間差が長く、フラッターエコー等の音響障害を引き起こしてしまいます。
こうした現象は音源本来の正しい評価を妨げるため、音作りの現場では、極力このような反射音を排除した吸音性の音場が求められてきました。吸音処理された空間を専門用語では"デッド(dead)な"音場といいます。反対によく響く空間は"ライブ(live)な"音場といいますが、これらの反射音を避けるために吸音過多になると、音を楽しむ空間としては、時としてつまらない音場になってしまいがちです。
一方、AGSによる反射の様子ですが、直接音と波面が揃ったいわゆる鏡面反射を起こすことなく、AGSによって入射した音が散乱され、吸音によってエネルギーを急激に損なうことなく、レベルの小さな反射音が時間的にも空間的にも分散して生成されている様子が分かります。このような音波の散乱現象によって"緻密な響き"が生まれます。
コンピュータシミュレーションのデータを検証するために、実物のAGSにおいても反射特性を計測しました(写真)。下の図は、硬くフラットな壁面とAGS、それぞれの実測した反射エネルギの時間変化を表しています。
フラットな壁面の場合(上図)、シミュレーション同様、鏡面反射によるレベルの大きな反射音がみられます。このように直接音とのレベル差がない反射音は先に述べた通り音質に悪影響を及ぼします。さらに一度壁面で反射した音は、音源スピーカのキャビネットとの間で、何度もフラッターエコーを発生させている様子も確認できました。わずか20cm×40cm程度のキャビネットでもこれだけ音を反射していることに驚かれるのではないでしょうか。
一方、AGSの場合(下図)は、レベルの強い単一の反射音はみられません。直接音に比べはるかにレベルの小さな反射音エネルギが時間的に分散して緩やかに減衰していく様子が分かります。このような特性により、直接音のクリアさを損なうことなく"緻密な響き"となります。もちろんフラッターエコーも発生していません。
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