音空間事業本部 出口 公彦、加藤 丈晴

1. コンセプト

震災などの有事の際にも、在日の外国語圏の人々に災害情報を提供できる放送局として誕生した(株)InterFMが、名古屋演奏所を開局した。開局以来「ワンマンDJスタイル」で、ゲストがいる時は、コンソールを挟み対面でトークを行う、従来の形態にとらわれないユニークなスタイル。遮音計画は、スタジオ・ブースは完全浮き構造としているが必要最低限とした。音場もオンマイクによるメリットを生かし、厚い吸音層を採用せず、自然な響きが得られるように吸音配置を調整した。

長時間番組を行うことが多いため、閉塞感を感じさせないようにマスターから2つのスタジオやWorkSpaceが見渡せる。特に2stは外部に面した大きな窓から、道行く人や天気を感じられ、開放的で、コミュニケーションがとりやすいスタジオとなっている。

2. お客様の声

東京のInterFMスタジオの良いところを取り入れつつ、更にパワーアップしたスタジオが出来ました。Masterがガラス張りのため各所が見渡せ、マスター業務が行いやすくなっています。開局準備期間に伴い工期が短い中、貴社スタッフにご協力いただき無事4月に開局することが出来ました。

今後、スタジオの特性を活かし、大切に使用していきます。

【システム】STUDER OnAir2500、TASCAM SS-R200、FOSTEX CR500、TASCAM CD-9010、
YAMAHA SPX2000、KRK VXT8、RF デザイン ADIP-2500・CDIP-5000
システム工事 : iconic、発電機 : YANMAR AP155D、UPS : NTTファシリティーズ FU-300S

Booth(1st)

Rackroom