法政大学 BCA吸音体による半無響室

音空間事業本部 矢野 辰巳、津金 孝光

1. プロジェクト概要

法政大学の小金井キャンパスは、現在キャンパスの整備・再編を進めており、今年の初めには、北棟新校舎が竣工した。

新校舎内の理工学部機械工学科航空操縦学専修の御法川教授が使用される半無響室においては、ドイツのFraunhofer研究所が開発し、FAIST社製作のBCA(Broadband Compact Absorber)を採用している。この吸音体は、従来のグラスウールを使用しない吸音体である。3層に分かれた総厚350mmの吸音体により、低い周波数から高い周波数まで高い吸音性能をもつ。このBCAを採用することにより、コンパクトな半無響室でありながらも、広い自由音場成立範囲を確保している。

2. お客様の声

今回は大学キャンパス(研究棟)の刷新に伴い、各教員に均等に割り当てられた実験室面積を有効利用するために、できるだけコンパクトで高性能な無響室を低コストで実現する必要がありました。私達はファン騒音などを扱うことが多く、また学生が頻繁に出入りするため、吸音楔の劣化などにも配慮して、FAIST社のBCAを選択しました。従来の無響室のイメージとは異なる仕上がりに満足しています。

CUT MODEL of BCA
CUT MODEL of BCA

BCA ANECHOIC TREATMENT
BCA ANECHOIC TREATMENT

[SPECIFICATIONS] ROOM DIMENSION : 2.8m×2.8m×3.1m(H)
HEMI-FREE FIELD AREA : r=1.5m(125Hz~)
ANECHOIC TREATMENT : BCA (Broadband Compact Absorber)
by FAIST Anlagenbau GmbH