残響実験装置 無響実験装置

音空間事業本部  鈴木 純也   ソリューション事業部  松尾浩義 山田大智

株式会社鴻池組筑波技術研究音響実験棟新築工事 残響実験装置 無響実験装置

1.概要

本年1月、つくば市にある株式会社鴻池組技術研究所に音響実験棟が完成し、その中の残響実験装置と無響実験装置の設計施工及び測定システム一式を担当した。残響実験装置、無響実験装置の単体での使用の他、装置間に2m×1mの開口部を設け、建材等の音響透過損失の測定も可能となっている。開口部は、1m×1m0.5m×0.5mの大きさに可変することも可能であり、さまざまな大きさの試料の音響透過損失の測定を可能とした。

2.お客様の声

貴社の実験室見学に始まり、測定システム整備まで、弊所要望に対し、丁寧にご対応頂き、有難うございました。施設細部については、豊富な経験に基づくご提案を頂き、快適な音環境での測定が実現し、大変感謝しています。この後、日々業務での多様な音のニーズに応えるため、実験施設を活かすべく頑張ります。今後もどうぞよろしくお願い致します。

仕様
無響室 内部寸法3.6m×3.6m×4.2m吸音層(吸音楔):600mm
残響室 RC 不整形7面体 100m³
設 備 残響室法吸音率・音響透過損失測定システム、マイクロフォントラバース

残響室内部
残響室内部

全景
全景

無響室開口周り
無響室開口周り