三和シヤッター工業 音響実験室
写真:八島 崇

音空間事業本部  津金 孝光  石垣 充  矢野 辰巳
データサイエンス事業部  松尾 浩義

概要

三和シヤッター工業様は各種製品の多様な研究・開発のために、性能試験センターを太田市内に構えている。2022 年10 月、敷地内に新たに遮音試験棟が竣工し、当社はその建屋内の音響実験室(残響室× 2 室)の設置、及び測定機材等計測システムの一部を担当した。
音響実験室はJIS A 1416 に準拠したタイプⅠ試験室である。遮音性能を配慮した建屋内に音響実験室は配置され、外部の環境騒音の影響を建屋で一度低減させる計画としている。そのため、音響実験室はJIS における最高性能のT-4 等級(40 dB 遮音) を超えるT-7 相当(55 dB 遮音) の測定が可能としており、三和シヤッター工業様の高遮音扉の開発に大きく貢献する施設となっている。

お客様の声

シャッターや防音ドア、間仕切商品等の品質向上と開発スピードの向上を目的として新しく音響実験室を導入しました。この実験室を使って新商品「高遮音特定防火設備ドア 防音ガード」の開発も速やかに行われ、成果も出てきています。日本音響エンジニアリング様にはいろいろとご尽力いただき、改めて感謝申し上げます。

仕様
タイプⅠ試験室(残響室)× 2 室 RC 造 200 立米 228 立米
不整形7 面体形状 防振構造採用
付帯設備:電動ホイスト 開口部ブランクパネル

音響実験室内観
音響実験室内観
計測室内観
計測室内観
遮音試験棟外観
遮音試験棟外観

おすすめの記事