音空間事業本部 田中 渚、佐古 正人
1. コンセプト
「良い音のピアノ室を造ってください!」1本の電話がI様との始まりだった。ご自宅の地下にピアノ室を新築されたI様は、奥様はヴィオラ奏者、旦那様はオーディオ好き、娘さんはピアノで留学中、とまさに音楽一家。ミニコンサートもできる広々としたピアノ室は、片側にピアノを、反対側にオーディオ機器を配するレイアウトとした。オーディオエリアには60インチ液晶テレビがあり、ホームシアターも楽しめる。残響時間は、500Hzで0.4秒。低域が残らず、中高域も平坦に伸びた音場に仕上がった。クラシックの名盤を聴きながら、ヴィオラ、ピアノの生演奏を楽しむ。そんな夢のような部屋になったと思う。
2. お客様の声
ピアノエリア、オーディオエリア、いずれの音響効果も素晴らしく、満足しております。特に半日以上費やした最終調整では、天井、壁への細かな修正をするごとに、確実に音響効果が向上しており、その技術力の高さに驚かせられました。愛聴盤を聞き直してみると、ボリュームをあげても音質の濁りは少なく、今まで聴こえなかった楽器が次々に聞こえてきており、同じ曲?と思わせる程で、その楽しさは言葉では表すことが出来ません。音楽の奥深さは、理屈とは無関係に、ストレートに喜びを与え、心を豊かにするパワーを改めて知らされました。
さらなる音楽の楽しみを教えてくれた日本音響エンジニアリングに感謝しております。今後も音響に関するアドバイスを期待しております。
Celling
Audio area
残響時間測定結果