SOKEN 無響室

名古屋営業所 加藤 丈晴 稲毛 大輔

1.無響室概要

愛知県日進市への(株)SOKEN様の本社移転に伴い、半無響室へ転換可能な完全無響室を新設した。

電装系の部品評価がメインとなるため、暗騒音(静けさ)の要求が高い反面、計画場所の敷地境界(新実験室から数十m先)に鉄道が通っており、その影響が懸念されたため、事前に環境音測定・検討をし、設計に反映させ、高い暗騒音性能目標を達成した。自由音場は、完全無響室、半無響室ともに125Hzから成立。無響室時の床面には、床面反射を極力排除させ、歩行しやすさ、測定治具の設置を考慮した特注の床格子面を採用。半 無響室時には、車両を1台入れ、アイドリング運転での測定が行えるよう強制排気システムを導入。部品単位だけでなく、完成車両搭載時の測定検証も可能な実験室となった。またお客様の早い段階からのご連絡により、しっかりとした遮音計画が可能となった。

2.お客様の声

初期段階から打合せを重ね、鉄道通過時の音振動の影響を排除した高い暗騒音性能に加え、車両の排ガス装置やガス検知器、監視カメラなど安全性にも配慮した無響室が完成しました。

今後は低騒音化のニーズに応えるために活用していきます。


半無響室時


特殊床格子(完全無響室時)


建具まわり

仕様
自由音場特性:125Hz以上 吸音楔 600mm
暗騒音:NC-15以下(設備停止時)、NC-20以下(空調設備稼働時)
設備:排気ガス専用強制排気、CO検知器、監視カメラ、貫通配管