航空機・工場 騒音モニタリング 機器/ソフトウェア SD100・SBM / 音源探査識別

航空機騒音測定に影響する「重畳音」の有無を自動で識別

こんな課題はありませんか?
  • 電波識別方式では航空機騒音に対し車などの重畳音が発生したときに識別できない
  • 重畳音に比べ航空機が十分卓越しているように感じるが自信がない
  • 実音判定が属人化している
日本音響エンジニアリングのSD100・SBMなら

航空機騒音音源探査識別装置【DLSBM】、【SD-100】は、複数音源の到来方向とレベルを測定することで、航空機騒音測定に影響を与える「かぶり音(航空機騒音に重なるその他の騒音)」の有無を自動で判定することができます。航空機騒音とその他の騒音が同程度のレベルで同時に測定されるような環境で力を発揮します。

特 長

航空機騒音自動測定技術に対するニーズの高度化

近年、陸域にある住居地域への騒音影響を低減するため、海上空港が主流となりつつあります。こうした空港の影響を測定する場合、航空機騒音の影響が少ない場所での測定になることから、航空機騒音以外の騒音が測定に影響を及ぼすケースが多くみられます。例えば近傍を通過する車の騒音が航空機騒音と同時に発生した場合、測定値に対してどちらの寄与が大きいかを判定することが重要になります。自動測定においてこの判定を精度よく実施するために、「全方位音源探査技術」を利用した航空機騒音音源探査識別装置を開発しました。

2つの「全方位音源探査技術」

DLSBMの全方位音源探査技術

球バッフルマイクロホンを用いたビームフォーミング手法により、個々の音源を分離し、音源それぞれの位置(到来方向)と強度レベルが測定できます。 個々の音源について、その到来方向、移動方向、周波数特性等の情報が得られることで、かぶり音の有無や、寄与の高い音源が航空機騒音か否かを自動判定できます。

SD-100の全方位音源探査技術

向かい合せて配置した3組の指向性マイクロホンを用いたC-C法により、センサーに到達した音の到来方向と音源強度が測定できます。 複数音源が存在する場合に騒音レベルの卓越する音源があるかどうかを分析することでかぶり音の有無を判定し、かぶり音が無い場合は卓越する音源の到来方向からそれが航空機騒音か否かを自動判定できます。

DL-SBM

DL-SBMは羽田空港、福岡空港周辺の測定局に識別装置として導入されています。電波方式の識別装置(航空機接近検知識別装置RD-90および航空機最接近検知識別装置RD-100)との組み合わせでさらに高い精度の航空機騒音測定を行っています。

SD-100

SD-100は伊丹空港、中部国際空港、那覇空港、嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺など、その他多くの空港にてに識別装置として導入されています。電波方式の識別装置(航空機接近検知識別装置RD-90および航空機最接近検知識別装置RD-100)との組み合わせでさらに高い精度の航空機騒音測定を行っています。

関連記事