マイクロホン配置を最適化した平面アレイで、その形状からOptimized Typhoon ARray (OTAR)と呼ばれています。(特許出願中)
その最大の特徴は、その音源分解能力です。例えば5m離れた点からの測定で数cmの音源分解能を発揮し、風洞実験設備での自動車,オートバイ等機器の風騒音源の可視化や屋外での工場や建設機械等の音源の可視化に威力を発揮します。またセンサーのサイズも2種類をラインアップし、小さな製品からの発生音可視化にも威力を発揮します。
マイクロホンアレイは、非常に特徴的なもので、その形状から、Optimized Typhoon ARray (OTAR)と呼ばれています。OTAR CS1は、直線形状と曲線形状との2種類のサブアレイで構成されています。OTAR CS1は特性の異なる2種類のモジュールを組み合わせることにより、高い音源分解能を確保しながら、ゴーストの発生を最低限に抑えることを可能にしました。2つ目は中型センサー(OTAR C1)で、マイクロホン数を30本に抑えたソリューションです。
クオリティの高い高精度のカメラを採用し、高度な可視化要求に対応します。数センチ、数ミリ単位での精緻な音源同定に相応しい画像クオリティが得られ、写真上で音源を可視化する場合の大きな武器になります。
低周波域での高い音源分解能と、高周波域での低いゴースト性能を両立する、最適化ビームフォーミング手法を採用し、特に低周波域での性能向上に大きな力を発揮します
「仮想リファレンス解析機能」により、リファレンス信号とコヒーレントな成分を除外して隠れた音源を発見したり、またはコヒーレントな成分だけを残して解像度の向上を狙ったりと、さまざまな利用が可能です。また、実験の際にリファレンスセンサーを設置する必要がなく、分析の際に自由にその位置を設定できるのも魅力です。
効率的にデザインされたソフトウェアでは、データ収録から解析・レポート作成まで、高度な解析が思うままに可能です。時間領域の解析や仮想リファレンス機能等、複雑な処理も直感的に扱えるユーザーインターフェイスで、短時間に結果を導くことができます。また、リアルタイム解析機能もラインアップされ、音源の変化をリアルタイムに観測することができます。
| センサー (平面型マイクロホンアレイ OTAR) | |
|---|---|
| 大型センサー (OTAR6001) | 中型センサー (OTAR3001) |
| 直径: 2.7m | 直径: 1.2m |
| マイクロホン数: 60 | マイクロホン数: 30 |
| 高精度カメラ: 1式 | 高精度カメラ: 1式 |
| 適用周波数 200Hz~10000Hz | 適用周波数 200Hz~10000Hz |
| ホストPC |
|---|
| OS: Windows 7/8/8.1/10 |
| CPU: CPU Core i5以上 |
| メモリ: 2GB以上 |
| HDD: 空き容量2GB以上 |
| 画面解像度: 1024x768(XGA) pixel以上 |
| USB 2.0 ポート空き2つ以上 |
| LAN[RJ-45]ポート (100BASE-TX以上) |
| その他機器 |
|---|
| ADコンバータ (for OTAR6001): 64チャンネル入力対応 (機種についてはお問い合わせください) |
| ADコンバータ (for OTAR3001): 全方位型音源探査システムに準じます。 |
| ケーブル変換コネクタボックス |
| Noise Vision収録システム |
|---|
| 音声収録機能*3 |
| 入力レベル監視機能 |
| オートレンジ機能 |
| カメラ静止画収録機能 |
| カメラ動画収録機能 |
| 回転数信号収録機能 (2ch) |
| トリガ機能 (レベルトリガ、外部トリガ) |
| フィルター機能 (FLAT、A特性、C特性) |
| 周波数分析機能 |
| 収録音声試聴機能*4 |
| 収録音声ファイル出力機能 |
| 収録画像ファイル出力機能 |
| Noise Vision分析システム |
|---|
| 音源探査機能: 音源探査は、標準的なビームフォーミング法をベースに、独自のアルゴリズムで最適化した手法で行います。 |
分析可能周波数*5: 200Hz~10000Hz
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| 音源可視化結果ファイル出力機能*6 |
| 音源可視化結果コピー機能*7 |
| オプション |
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| 音源強度レベル差算出ソフトウェア*8 |
| バッチ処理機能*9 |
| アニメーション作成ソフトウェア*10 |
| PPT出力支援ソフトウェア*11 |
| オーダートラッキング分析分析ソフトウェア*12 |
*3:収録可能時間はホストPCのハードディスク容量によります。
*4:ホストPCにサウンドデバイスが必要となります。
*5:使用するセンサーによって異なります。
*6:音源可視化結果イメージをWindowsビットマップ形式もしくはJPEG形式で出力する機能です。
*7:音源可視化結果イメージをクリップボードにコピーする機能です。
*8:音源可視化結果の差分を計算し、騒音対策前後の効果量を算出します。
*9:設定された計算条件の下で自動的に音源可視化計算をする機能です。
*10:音源可視化結果をアニメーション表示する際に、その作成を支援するソフトウェアです。
*11:音源可視化分析とPPTレポート作成を自動で行うソフトウェアです。
*12:回転機械の回転数に同期した音源可視化分析を行い、表示する機能です。