音・振動の実験室、計測システムと技術サービス 選ばれる理由

音響計測技術と人の感性の両面からの課題解決力

理想の音を追求する、あるいは過酷な競争を勝ち抜くためにコストと音響性能を両立した製品を開発するために必要なのは、単なる「箱」や「部屋」ではありません。私たちは、人が入ることができない小規模なものからから付帯設備の取り合いが必要な大規模なものまで、幅広く無響室をはじめとする音響実験室を提供してきました。私たちは、あらゆる実験環境の構築に対応するだけでなく、その運用を支えるシステム、教育、受託試験、シミュレーションといった様々なサービスを統合して提供します。多くの現場が直面する「設備はあるが使いこなせない」「付帯設備との連携がうまくいかない」「実際に即したシミュレーションモデルを短期間で開発したい」はたまた「開発リソースが少ない」といったお客様の課題を、私たちはお客様の開発全般にわたる並走型支援で解決します。導入前の初期段階から日々の運用、そして次世代設計へのフィードバックまで。お客様の開発チームの一員として、常に最適な答えを導き出し続けます。


空間: 要求仕様を厳密にクリアする「音響実験室」
システム: 空間と連動し、評価工数を削減する「計測システム」
技術: シミュレーションや感性評価まで踏み込んだ「技術サービス」

これらを一体として提供できる総合力こそが、当社の最大の強みです。長年にわたり、第一線で活躍する技術者の皆様からパートナーとして選ばれ続けている「3つの理由」をご紹介します。

理由01 1972年設立から蓄積された「実験室×計測×エンジニアリング」の総合力

当社の事業は音響実験室や計測システムを納品することが目的ではありません。我々がご提供した実験室や計測システムで「正確なデータを取得し、お客様の開発を加速させること」を本質的なゴールとしています。
なぜ私たちが選ばれてきたか、その理由は二つあります。

1.「実験室xシステム」のトータルデザイン

 仕様検討から参画し、部屋とシステムを同時設計。計測のプロだからこそできる、真に「使える実験室」を提案します。

2.実践に即した技術支援

 日々の計測サポートから機器の校正、運用の相談まで。現場の「困った」を即座に解決する技術パートナーとして、お客様のR&D活動を促進することがあっても決して止めることはありません。

実験室

無響室、半無響室、残響室など、厳密な測定環境が要求される音響・振動実験施設を設計・施工します。お客様の評価要件(対象物のサイズ、要求暗騒音レベルなど)に合わせた最適な実験環境、空間をご提案します。

音響計測・シミュレーションシステム

実験室の音響特性と試験目的に最適化された計測システムを構築します。空間と計測系を統合的に設計することで、高精度なデータ取得とシームレスな運用を実現し、製品開発における評価工数の大幅な削減に貢献します。

試験・評価・開発支援・技術者教育

設備・システムの提供に加え、音響評価手法の確立、製品の性能向上・コストダウンに向けた技術コンサルティング、技術者教育など、お客様の研究開発を包括的にサポートします。

理由02 曖昧で具体化されていないお客様の要望から実験環境の構築まで一貫して対応

私たちは、世の中にはない、新しいコンセプトの実験環境を求められ、それを具体化してきた多くの実績があります。
設備の計画段階では、大まかに何をやる実験室か決まってはいても、お客様から技術要件や目標性能の提示が難しいことが多々あります。私たちは、実験室や測定システムの仕様検討から参画し、お客様のご要望をくみ取って実験室や測定システムのニーズや仕様を具体化するところからプロジェクトに取り組みます。その後、実際に設計、施工、設置工事に進み、完成、引き渡し後の保守点検やトラブル対応、機能の維持、校正や利用する技術者のトレーニングに至るまで一貫して責任をもって対応いたします。

近年はお客様のニーズが急速に高度化・多様化しています。完成車向けのシャシーダイナモメーターなどの駆動設備を備えた半無響室(VSAC)はもちろん、現在では広範囲な温湿度制御を伴う「環境・音響複合試験」の設備や、電動化(EV/HEV)に伴う車両接近通報装置(AVAS)の評価設備など、最先端の実験室を多数設置してきました。さらには、シミュレーションを用いた設計・制御検証(モデルベース開発など)と連携するための実験環境構築のお引き合いも急増しています。

こうした変化の激しい開発現場において、当社はお客様のニーズに柔軟に寄り添います。音響実験室から計測システムに至るまで、お客様が「実現したい評価手法」や直面している課題をぜひお聞かせください。私たちの長年蓄積した知見と柔軟な設計力は、必ずお客様の課題解決のお役に立つと確信しています。

理由03 最先端の計測システムと「感性領域」に踏み込んだ開発ノウハウ

スピーカ昇降装置

当社は、音源の可視化技術(音源探査技術)や広帯域における吸音率測定、実験設備のオートメーション化など、先進的な音響計測システムの開発を通じてお客様の評価技術の高度化と効率化に貢献してきました。また、自社の製品開発で培った高度なシミュレーション技術を活用した「製品開発支援サービス」も展開し、多くのお客様から高い評価をいただいております。

一方で、音響・振動開発において重要となるのは数値データだけではありません。当社は、評価担当者の「聴く力(聴感評価スキル)」を向上させるトレーニングや、製品の音質開発(サウンドデザイン)・音質評価の受託など、人間の感覚に基づく「感性領域」の開発実績も豊富に有しています。

最先端のシステムによる定量的なアプローチから、定性的な感性評価まで。お客様が抱える音・振動に関するあらゆる課題に対し、多角的な視点から有益なソリューションをご提供します。