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航空機騒音測定 FAQページ

航空機騒音測定に関する質問

そもそも、dBって何ですか......?

「デシベル」と読み、音や電波の強さの単位です。ここでは音の強さとして使います。人の耳が聞き取れる限度の小さい音の強さを0dBとし、それよりどれだけ大きいか、という形で表します。一般的に、普通の話し声で60dB、電車内の音が80dBとされます。

航空機騒音はどの程度の大きさなのでしょう?

航空機騒音は、航空機がどれだけ高く飛んでいるかによって左右されます。例えば、着陸態勢に入った4000ft(フィート。約1200m)ぐらいなら60dB~70dB程度ですが、最も地面に接近する空港付近では、80dBを超えることも珍しくありません。こうした場所では、航空機が通り過ぎるたびに電車内の騒音並みの音が周囲に鳴り響くことになります。

航空機騒音は、どのように測るのでしょうか?係員の人が街をうろうろしたりするのですか?

私たちは、そのような測定は行いません。特定の場所に自動測定器を置き、無人かつ24時間態勢で測定しております。測定器を置く場所も屋上などが多く、係員はメンテナンスで時折訪れる程度です。

測定を行う場所は、どのような条件で選んでいるのですか?

まず、測定器を設置可能な場所である必要があります。そこから「経路直下」、「空港周辺」、「市街地」等の条件を検討し、場所を選定していきます。
例えば、環境基準の達成状況を知るのが条件なら、音の反射等の特殊な状況が極力ない場所を選びますし、航空機騒音による苦情が発生しているお宅で騒音測定をするのであれば、普段生活している場所をお借りすることもあります。

具体的に「騒音」とされるのは、どういう音ですか?

航空機騒音ならという前提ですが、Ldenと呼ばれる評価値においては、暗騒音より10dB以上大きな航空機の音を「騒音」として評価対象としています。しかし、それ未満の音もきちんと測定しています。これは、評価基準未満の音でも、住民の方にとってはうるさく感じることがあるためです。

「暗騒音」とは何ですか? 普通の騒音とは違うのですか?

暗騒音は「測定対象以外の全ての騒音」です。航空機騒音が対象なら、それ以外の車の音や電車の音、人の声などが暗騒音となります。暗騒音が大きければ、対象の騒音が卓越することなく周辺環境の騒音に埋もれることになります。

暗騒音より10dB以上大きな航空機の音を騒音として評価するということですが。これ未満の騒音は測定しなくてもいいでしょうか?

航空機騒音の評価値Ldenを求めるなら、10dB以上だけを測定すれば十分です。ですが、住民はこれに関係なく航空機騒音を感じており、場合によってはカウントしていることもあります。こうした住民のカウントと測定のカウントに乖離があると、測定そのものを信頼してくれないことがあります。そのため住民に説明するデータとしては、10dB未満も測定することは重要と考えています。

現行基準のLdenと、旧基準のWECPNLの違いはなんですか?

Ldenは国際的にも使用されている騒音の基準で、WECPNLは飛行時の騒音のみを対象としているのに対して、Ldenは飛行時以外で空港内で発生した騒音も評価することができます。また、WECPNLは航空機が通過する際に発生する騒音が最大となるレベルを基に計算していて、Ldenは航空機が通過している時間範囲において発生した騒音のエネルギーを積分した値を基に計算しているので、Ldenの方が人の感覚に近いとされています。

スペクトル構造とは何でしょうか?

音には周波数と呼ばれる音の高低があります。あらゆる音はその高い周波数、低い周波数等が組み合わさって人の耳に届きます。その組み合わせのことを「スペクトル構造」と呼んでおります。
詳しく勉強されたいのであれば、是非弊社が毎年開催している「音環境セミナー(無料)」へご参加ください。そこで詳しい解説を行っております。

首都圏空港機能強化に関する質問

何が変わるのですか?

変更点は多岐に渡りますが、中でも注目されているのは、羽田空港の飛行ルートの変更です。需要が集中する時間帯に限り、都心上空を通過する提案がなされています。

どれくらいの頻度で航空機が飛ぶことになるのでしょうか?

南風、北風によって飛行経路の運用が変わります。南風時には、都心側から着陸する方法が最も効率的であるとされています。15~19時のうち、3時間のみに限ってですが、西側のA滑走路では1時間あたり14便程度、東側のC滑走路では1時間あたり30便程度着陸させる提案がなされています。羽田空港に近く、2つの着陸経路に挟まれた地域においては、周辺環境にもよっては両滑走路の騒音が聞こえる可能性もあります。
※「羽田空港のこれから」より

○○ft(△△m)とはどの程度の高さなのでしょうか?
注:ftは「フィート」と読みます

1ft=30.48cmで、東京スカイツリーの高さが634m=2080ftとなります。提案されている南風時(15~19時)のA滑走路到着経路では、渋谷付近でスカイツリー程度の高さとなります。

どの地域で、どの程度の騒音が発生する見込みなのでしょうか?

南風時(15~19時)の到着経路の直下においては、新宿付近で63dB~70dB、麻布・恵比寿・渋谷付近で68dB~74dB、大井埠頭、大井町付近で76dB~80dBとされています。なお、飛行経路直下から側方に離れていくにつれ騒音は小さくなっていきます。
※「羽田空港のこれから」より

○○dBの騒音とは、どの程度の大きさなのでしょうか?

「騒音が70dB~80dB程度の大きさ」というのは、交通量の多い道路の歩道を歩いている時や、電車内などをイメージして頂けると分かりやすいと思います。
なお、屋内では、建物の防音効果により、飛行機の音は大幅に小さくなります。建物の構造により防音性能は異なりますが、窓を閉めた場合、概ね25dB程度の防音効果が期待できるといわれています。

航空機が飛び始めると、どのぐらいうるさくなるでしょうか?

実は「うるささ」に関する感覚は、人によって異なるため、一概にどのぐらいと言い切ることはできません。頻度や大きさ等、うるさいと感じられる状況は様々で、そう感じられる感覚のラインもまた様々です。ただし、うるさくなる、ならないにかかわらず、客観的な数字で評価していくことはどの場所でも必要だと考えます。

羽田新ルートは、いつから使用される予定ですか?

正式には決まっていませんが、東京オリンピックが開催される2020年までに、新飛行経路の運航を目指している模様です。
※「羽田空港のこれから」より

騒音測定は、羽田新ルートの飛行が始まってから様子を見て実施するつもりですが、十分でしょうか?

私たちとしては、十分ではないと考えております。何故なら、飛行機が飛び始めた影響を把握するには、飛ぶ前の状況を把握しておく必要があるからです。
つまり、今から現状の環境騒音を測定し、飛び始めた後に同様の測定をすることで、その影響を客観的に把握することが可能となります。

自動測定装置DL100に関する質問

DL-100とは、どういう商品でしょうか?

DL-100シリーズは、弊社が開発した騒音自動測定装置です。24時間365日測定可能なタイプと、短期調査に用いられる持ち運びの容易なタイプの二種に分かれます。

具体的には、どのような機能が備わっていますか?

航空機騒音に係る環境基準に準じた測定を自動で行うことができます。測定地点によっては電波による識別や音源探査による識別が必要になる場合があり、その場合はニーズに合ったオプション装置や機能を柔軟に導入することができます。持ち運び可能なタイプは操作や設置及び撤去も容易で、使い勝手の良さを実現しています。

オプションには、どのようなものがありますか?

DL-SBMやSD-100といった音源探査識別装置による地上騒音やかぶり音への対応や、環境騒音及び道路騒音測定への転用、集計システムの導入による集計負荷の軽減などが主なものです。その他、お客様のニーズに応じて多数のオプションを用意しております。

航空機が発する電波とは、どういうものですか?

航空機が発する電波は多々ありますが、私たちの識別装置では2種類の電波を受信しています。一つは航空機と管制塔が航空機の位置や高さなどやり取りのために発する電波。もう一つは航空機から真下に放射され、地面との距離を測定する電波です。私たちはその電波を受信して航空機騒音を判定する特許技術があります。

SoundLapseに関する質問

SoundLapseとは何でしょうか?

私たちが開発したシステムで、騒音レベルの上昇を検知すると、連動したカメラが監視対象の静止画を一定間隔で撮影し、騒音と視覚的情報の双方で騒音の発生源を明らかにするものです。

どういう用途で使うのでしょうか?

航空機騒音測定と同時に、航空機の機種や航路逸脱の監視に用います。また、工場などの多様な騒音源が存在する場所において、特定の騒音源を明らかにするため使われることもあります。

なぜ、飛行経路を監視するのですか?

航空機は飛行するルートが決まっています。このルートを飛行経路といいます。航空機が飛行経路を外れた場所を飛行すると、想定外の場所に航空機騒音の影響が及ぶことがあるため、監視を行います。

航空機はそんなに飛行経路を外れて飛ぶものなのですか?

乱気流を避けるなど、航空機自体の安全が優先された場合は、決められた飛行経路から逸脱して飛行することがあります。

どういった場所で用いられていますか?

主に軍用飛行場で使用されています。こうした飛行場では、航空機の運用実績や飛行コースに関する情報を得にくいため、飛行禁止空域等の取り決めが遵守されているかどうかを知るには、監視する必要があるのです。

SoundLapseはどの程度の間隔で撮影していますか?

SoundLapseの撮影間隔は1秒ごとに1枚です。その後、航空機騒音や航空機の発する電波の測定状況から、航空機が通過した前後数十秒の写真を合成し、1枚にまとめることで、飛行経路を分かりやすくして出力しています。

航空機騒音のシミュレーションに関する質問

航空機騒音のシミュレーションは、なぜ行うのですか?

騒音測定が行われていない地点や日付の航空機騒音を予測したり、滑走路の増設や航路を新設した場合の騒音の影響を予測するために行います。

どのような手法で行うのでしょうか?

まず対象地域での航跡調査と騒音調査を実地で行い、そのデータを解析して計算モデルを作成します。このモデルを用いて騒音予測を行い、騒音コンター図を作成します。

コンター図とは何ですか?

評価値が同じ点を結んだ線を描いた地図のことです。高さを示す等高線を記した地図も、コンター図の一種です。騒音コンター図の場合、音の評価値(大きさ等)が同じ部分を結んだ線が描かれています。大きさや範囲が分かりやすいという利点があります。

個人宅などをピンポイントで計算することは可能ですか?

座標で示すことができれば、どこでも計算可能です。建物の高さを考慮することもできます。

音環境セミナーに関する質問

どのようなセミナーでしょうか?

航空機騒音に関わる業務のある方向けに、音の基礎知識から、航空機騒音の測り方までの講習を行うセミナーとなります。

いつどこで開催されますか?

毎年6月~8月の間に、東京と大阪で2回ずつ開催しております。詳しくはセミナー情報をご覧ください。

航空機騒音のことを全く知らないのですが、参加しても大丈夫でしょうか?

「音とは何か?」という基本的な所からから始まりますので、どなたでも予備知識なしにご参加いただけます。ご安心ください。

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