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音響調整・測定

音響調整の必要性

音響工事の仕上げとして、工事中や完成後の音響測定や試聴などの作業を通して音響内装の微調整を行うことにより意図した音場にする作業が必要となります。当社ではこの作業を「音響調整」と呼んでいます。この音響調整を通して、音響システムと建築音響とのマッチングの良い音場に仕上げることができます。
一方、デジタル信号処理の進歩によって様々な室内音響指標の測定が可能になっていますが、「定位」や「抜けの良さ」など音のイメージに対応する物理指標はいまだ確立されていないのが現状です。モニタースピーカの向きや吸音材を量ほんの少し変えただけで「定位や音の拡がり感」が大きく変化しても、伝送周波数特性はほとんど変わらないこと、などはよく経験することです。
これは、最終的には人間の“耳”による判断が最も重要であるということを意味しています。弊社では、音響調整を通して得られる様々な経験をノウハウとして設計業務にフィードバックし、活用しております。

計画段階の検討

まず始めに、お客様の求める理想的な音場について十分なディスカッション・試聴を行い目指すべきサウンドイメージを共有することを心掛けています。数値や図面だけでは共有できないサウンドイメージを確かなものとし、これらの検討から音響設計の方向性を確認し合い、音場の基本的な条件を決定していきます。 このようなディスカションや試聴は、弊社だけでなくお客様にとってもイメージ通りの音場を創り上げるために、重要なプロセスであると考えています。

中間調整・測定

実際の工事では、工事進捗に合わせた音響性能の確認を行い、問題がないかのチェックを行います。この作業を私達は中間調整と呼んでいます。中間調整では、音響内装の完成間近に残響時間や伝送周波数特性などの測定による確認を行ったり、試聴により吸音材や拡散体などの配置調整を行って、完成後の音場を見越したチューニングをしていきます。お客様が普段使用しているスピーカを現場に持ち込み、一緒に実際の音楽ソースを聴きながら音をチェックする場合もあります。建築内装の僅かな配置の違いや、スピーカの角度の違いなどによって変化する「音像」について、一緒に確認していくことが、理想の音場に近づくための大切なプロセスであると言えます。

最終調整・検収測定

内装工事終了後、ワイヤリングやシステム機器のインストールが完了すると、システム全体の最終調整と検収測定を行います。
再生環境の場合、各チャンネルのスピーカからリスニングポイントへの伝送周波数特性を整えていきます。この最終調整に対して弊社は、モニター系統の総合特性やスピーカから耳に届くまでの伝送経路(室内音場)だけではなく、コンソールやアンプ等の電気系統、及びスピーカ個体の特性など全てを考慮に入れて調整を行います。
音響測定によりバランスが取れると、お客様と共に物理特性では表れにくい聴感上のチューニングへと移ります。
弊社では、音のもつ物理的な側面からのアプローチと聴感によるアプローチの両面から技術提案を行うことにより、お客様がイメージされる音響空間の実現を目指しています。

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