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日本音響エンジニアリングの音源探査

音源探査とは?

 音が発生している場所を特定できる音源探査技術。
 騒音を低減するためには、防音壁等で伝達経路の対策を行うよりも、騒音源そのものを対策したほうが幅広い範囲で有効な低減効果が得られます。この目的を効率的に達成するために開発されたのが音源探査技術です。
 音源探査技術が実用化される前は、例えば、工場内の騒音源を同定することを考えても、ラインをすべて停止し設備機器毎に個別の騒音測定を実施しなければ音源の寄与はわかりませんでした。また、自動車の室内を静かに仕上げたくても、対策すべき音源の順位付けができなければ、工数がかかるばかりか、オーバースペックな仕様になりがちで軽量化との両立ができなくなってしまいます。 音源探査技術を使えば、テストや試作の回数を大幅に減らし、低コストかつ短時間で低騒音化が実現できるのです。
 日本音響エンジニアリングは、他社に先駆けて2002年に「現場で実際に使える」音源探査・可視化技術を開発、幅広いお客様にご利用いただいています。音源探査システムは構成が複雑でセットアップや操作の習熟にも時間がかかるものがほとんどですが、Noise Visionは非常に簡単な操作で素早く写真上で音源を可視化でき、これから音源探査システムをご検討頂く皆様にも最適なシステムです。

素早いセットアップ

現場では時間が限られるため、準備を短時間で終え測定を開始できることが重要です。Noise Visionのセットアップは非常に簡単、5分あればシステムを組み上げ、測定を始めることができます。

計測後5分で結果を表示

音源探査専用にデザインされ、エンジニアの皆様にとって非常に使いやすいユーザーインターフェイスを持つソフトウェア。音が出ている場所をリアルタイムで可視化する機能も備え、過渡現象の可視化も万全です。

世界に認められた「全方位」音源探査と可視化(USA、大韓民国、日本特許取得済)

どのような場所でも、どの方向から音が来ても確実に音源を捕らえる全方位音源探査技術。Noise Visionは世界で最初の全方位音源探査システムとして、国際特許を取得しています。音と映像を同時収録し、音源イメージと写真が完全に一致するようにセンサーがキャリブレーションされているため、余分な手間は一切ありません。驚くほど簡単に全方位の写真上で音源を可視化できます。

計測結果の簡単な共有

計測された結果は、パワーポイントやアニメーションとして、簡単に関係者で共有できます。音の専門家でない方でも騒音現象を視覚的に理解でき、仕様変更のスピードも上がります。

処理機能の充実

計測は非常に簡単ですが、後処理は大変...そのようなシステムは多くあります。Noise Visionは収録結果を簡単にレポートにまとめることができます。また、収録された騒音から特定の騒音源の音を抜き出し、実際に聴いて確認したり、寄与の大きな騒音源の影響を消去して隠れた騒音源を発見したりと、様々な工夫が散りばめられています。(特許申請中)

充実したサポート体制

日本音響エンジニアリングでは、Noise Visionを利用したコンサルティング・エンジニアリング業務も承っています。工場騒音や道路交通騒音の測定から製品の静音化に至るまで、技術者の視点からサポートさせていただきます。

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