![]()

メカトロニクスの醍醐味は、メカの動作が実際に見えることであり、その技術の応用範囲の多彩さです。当社はお客様のニーズに合わせたサポート&アシストを基本的なスタンスとしていますので、測定現場の技術者のニーズに的確にお答え出来るように、この分野においても常に最先端の技術を導入し、より良い製品づくりを心がけています。
ここではオーダーメイドで製作したメカトロニクス製品をご紹介します。

全軸自走式とは従来のベルトやチェーンを使用した駆動方法ではなく、機構部自身が移動キャリヤとなり、レール上を走行していきます。つまり、それは走行レールを継ぎ足したり、異なる長さのレールを用意しておくことで、可動範囲の変更が簡単に行えることを意味します。特に水平方向はレールを数本連結することで5m以上可動させることができ、また、前後方向もレール自身は固定されたままですので、デッドスペースを極力小さくした動きが可能です。狭い空間で有効範囲が必要とされる測定等に威力を発揮します。

従来の直交座標型トラバースは、取扱いが簡単な反面、可動範囲は装置自身の大きさ以上に確保することは難しいため、自由度と軽量コンパクト化という面からはある種の制限を受けてしまいます。
弊社は来たるロボット時代に要求される音響測定効率化への先駆けとして、多自由度と複雑な動き、及び静音駆動を可能とした多関節型ロボットに着目しています。
ご紹介するMASロボットは、従来の産業用ロボットに見られるような重厚な形ではなく、トラス構造を採用することで、軽量かつ音の反射の少ないボディの開発に成功しています。
- 動作自由度:3もしくは4
- 駆動方式:ACサーボモーター
- 可動範囲:ウェスト350°、ショルダー180°、エルボ350°
- 腕の長さ:全長約2,000mm
- 本体重量:約30kg以下
- 周辺装置:水平移動用レール(オプション)
- 備考:リストピッチがエルボ、ショルダーの回転に連動
(常に一定方向のマイクロホンの支持が可能)

スピーカをマウントした円弧1軸型のトラバースとダミーヘッドや被験者を着座回転させる専用の椅子を組み合わせ、頭部に対する音源の水平角と仰角の位置を任意に設定することが可能です。全周位置の頭部伝達関数(HRTF)測定の自動化をサポート致します。

最大の特徴は微風速の測定を行うために開発された乱流抑制を目的とするトラス構造(上下軸)と、その駆動機構上、限界とされる最も低い位置に敷かれている走行レールです。
3次元風速計は2機まで搭載可能です。
MT-3000 TYPE3をベースに、前後方向駆動用に多段ネジ式伸縮機構を搭載した機種です。左右軸にも自走式レールを取り入れており、半分に分解して使用することも出来ます。これにより省スペース内で、これまで以上に大きな可動範囲を確保することが可能になります。伸縮式前後方向の標準可動範囲は2mですが、オプションにより最大3mまで製作可能です。
左の写真は(上)多段ネジ式伸縮機構と自走式レールを採用→(中)前後軸が最も縮んでいる状態→(下)前後軸が最も伸びている状態

MT-2000に小型な前後伸縮軸を追加した機種です。小さい装置を対象にした測定等に向いています。
円筒座標型ロボットの前後軸に伸縮機構を使用しています。その最大可動範囲は3mです。水平角動作との自由度の組合せにより、省スペースな設置条件から大きな可動エリアを確保できます。先端にもマイクロホン回転機構が付いており、音源方向に対するきめ細かい制御が可能です。オプションで上下軸移動も追加することが可能です。
- 動作自由度:3
- 駆動方式:ACサーボモータ及び小型パルスモータ
- 可動範囲:ウェスト水平角350°、伸縮3m、先端回転軸350°
- 本体重量:約90kg以下
- 備考:上下軸移動機構(オプション)
円筒座標型トラバースMTS-3000-RSの写真
水平角(スイング)動作の様子
前後伸縮動作の様子



